Windowsの方の準備
このページでは、Windowsユーザー向けに「PowerShellとは何か」から始めて、
講習に必要なツールがすべて動く状態になるまでを案内します。
最終ゴール
このコマンドが動けば、環境は整っています。
用語の簡単な説明
- Python — プログラムを動かす本体
- VSCode — コードを書くアプリ
- PowerShell — 文字を入力してパソコンを操作する画面(黒い画面・青い画面)
PowerShell とは?
PowerShellとは文字を入力してパソコンを操作する画面です。
よく「黒い画面」や「青い画面」と呼ばれます。この講習では、ここにコマンドを入力して作業を進めます。
開き方① — Windows標準
- 1. キーボードの Windows キーを押す
- 2. 「powershell」と入力
- 3. 「Windows PowerShell」をクリック
開き方② — VSCode内(推奨)
VSCodeを開いた状態で以下を押します:
Ctrl + Shift + `
または上メニューから「表示 → ターミナル」でも開けます。画面下部に黒いエリアが出ます。
「管理者として実行」は不要です。通常のPowerShellで大丈夫です。
こんな画面が開きます
このガイドでは全てのコマンドにコピーボタンが付いているので、入力ミスの心配はありません。
Python をインストール・確認する
講習のワークショップで Python を使う場面があります。
インストール手順
- 1. https://python.org/downloads を開く
- 2. 「Download Python 3.x.x」をクリック
- 3. ダウンロードした
.exeを実行 - 4. 必ず「Add Python to PATH」にチェックを入れる
- 5. 「Install Now」をクリック
重要: 「Add Python to PATH」のチェックを忘れると、PowerShellからPythonが使えません。忘れた場合は再インストールしてください。
確認コマンド(PowerShellを一度閉じて再度開いてから)
エラーが出る場合
'python' は認識されていません と表示される場合は、Pythonが未インストールか PATHが未設定です。上の手順でインストールし直してください。
⚠️ Pythonをインストールしたのに認識されない場合(重要)
Windows には「アプリ実行エイリアス」という機能があり、Windowsが用意したダミーの python.exe が優先されてしまうことがあります。これが原因で、Python 3.x をインストールしても python コマンドが Microsoft Store に飛んだり、正しく動かないことがあります。
対処手順
- 1. Windows キーを押して「アプリ実行エイリアス」と入力 → 開く
- 2. 一覧から 「アプリ インストーラー python.exe」 を探す
- 3. オフ にする
- 4. 同様に 「アプリ インストーラー python3.exe」 も オフ にする
- 5. PowerShell を一度閉じて再度開く
結果に WindowsApps が含まれていなければ解決です。まだ含まれている場合はPowerShellを再起動してください。
Git がインストールされているか確認する
Claude Code の動作に Git for Windows が必要です。
受講準備ガイドでインストール済みの方は、以下で確認できます。
エラーが出る場合
Git for Windows がインストールされていません。受講準備ガイドの Step 2 を確認してください。
Node.js がインストールされているか確認する
Claude Code や講習で使うツール(Astro等)の動作に必要です。
エラーが出る場合
Node.js がインストールされていません。受講準備ガイドの Step 3 を確認してください。
Claude Code をインストール・確認する
PowerShell で以下のコマンドを実行するだけでインストールできます。
バージョン番号が表示されれば成功です。
claude が見つからない場合(パスの設定)
- 1. まずPowerShell を一度閉じて再度開きます(これだけで解決することが多いです)
- 2. それでもダメな場合、以下を実行してPATHを更新:
$env:Path = [System.Environment]::GetEnvironmentVariable("Path","User") + ";" + [System.Environment]::GetEnvironmentVariable("Path","Machine")
VSCode で作業フォルダを開く
PowerShellでPythonを実行するには、VSCodeで作業フォルダを開いた状態にしておくことが大事です。フォルダを開くと、ターミナル(PowerShell)がそのフォルダの中で動きます。
手順
- 1. VSCodeを開く
- 2. メニューから 「ファイル → フォルダーを開く」
- 3. 講習用のフォルダを選択して開く
- 4. Ctrl + Shift + ` でターミナル(PowerShell)を開く
なぜフォルダを開くのか: フォルダを開かずにターミナルを使うと、python test.py を実行しても「ファイルが見つかりません」とエラーになります。必ず作業フォルダを開いてからターミナルを使ってください。
任意: Python拡張機能について
VSCodeのPython拡張機能(Microsoft製)をインストールすると、コードの色分け表示やエラー検出ができて便利です。ただしPowerShellでPythonを実行するだけなら必須ではありません。
必要になったら: 左サイドバーの拡張機能アイコン → 「Python」で検索 → Microsoft製の「Python」をインストール
Python が動くかテストする
実際にPythonファイルを作って実行してみましょう。
VSCodeでtest.pyを作成し、ターミナルで実行します:
hello と表示されれば成功です!
最短チェック — これだけ確認すればOK
以下の4コマンドすべてでバージョンが表示されれば、環境は整っています。
トラブルシューティング
python が認識されない
原因: Python未インストール、PATH未設定、またはWindowsの「アプリ実行エイリアス」が優先されている
対処1: Pythonを再インストールし、「Add Python to PATH」にチェックを入れてください。
対処2: Windowsキー →「アプリ実行エイリアス」で検索 → 「アプリ インストーラー python.exe」と「python3.exe」をオフにしてください。Windowsのダミーpythonが優先されて、インストールしたPythonが認識されないことがあります。
結果に WindowsApps が含まれている場合はPATHの問題です。Python公式から再インストールしてください。
where python で複数表示される
原因: 複数のPythonがインストールされていて、どれを使うか混乱している
対処: 不要なPythonをアンインストールして1つに統一してください。VSCode右下のPythonバージョン表示をクリックして正しいものを選択することもできます。
test.py が見つからない / 動かない
原因: PowerShellの現在のフォルダと、test.pyがあるフォルダが違う
対処: VSCodeで「ファイル → フォルダーを開く」で test.py があるフォルダを開き、そこでターミナルを使ってください。
ModuleNotFoundError が出る
原因: 必要なライブラリがインストールされていない
VSCodeの ▶ ボタンだけ動かない
原因: VSCodeのPython設定がずれている(PowerShellでは動くのに▶だと動かない場合)
対処:
- 1. VSCode右下の 「Python 3.x.x」 をクリック
- 2. 正しいPythonを選択
- 3. それでもダメなら、PowerShellで直接
python test.pyを実行してください
Claude Code の動作診断
問題がある場合は、原因と対処法が表示されます。
Pythonが動かない原因のほとんどは
- • Python未インストール
- • PATH未設定(「Add Python to PATH」のチェック忘れ)
- • Pythonの参照ズレ(複数バージョン)
「PowerShellに入力して実行する」— これを理解すれば8割解決します。